Alps gohan(ごはんとおみやげ)

場所:長野県松本市
設計期間:2017.05~2017.05
施工期間:2017.05~2017.05
デザイン:ReBuilding Center JAPAN 東野唯史
施工:ReBuilding Center JAPAN、大工・荒川さん
古材:ReBuilding Center JAPAN
家具制作:ReBuilding Center JAPAN 千葉夏生
椅子貼り替え:Zatowa

クライアント:金子健一(つむぎや)

店舗情報:http://www.alpsgohan.com/
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料理ユニット「つむぎや」の金子健一さんが週の3日間開くお店です。
店舗は「栞日」というmedicala時代に移転を手掛けたお店が昔入っていた場所。4階建てのペンシルビルの2F~4Fは栞日inn(http://sioribi.jp/inn/)として一組限定のホテルになっています。
その1Fに位置するこの食堂は、松本や近郊の農家さんから直接仕入れた生産者の顔が見える食材を使用しています。
料理に使用されている器も金子さんが作家さんとやりとりして選んできたものばかりで、何をとっても気持ちのよい、8席だけの小さなお店です。
そんなこだわりのお店なので、内装に使われる材料もしっかりと説明できる古材を使いました。
リビセンでオリジナルで制作したソファ席は
「お子様連れでも食べに来れるように」
と金子さんの願いがあって実現した席で、壊れたベビーベッドからとれた廃材と、栂(木辺に母)材を使用し、座面には蔵の中でお米を収納するのに使われていた木材を使用しました。

椅子はリビセンでレスキューしたものの座面を貼り替えたもの、そして金子さんが長年使ってきたものを貼り替えたものを使用しています。貼り替えはいつもお世話になっている下諏訪のZatowaさんにお願いしました。

もともと、栞日として営業していたときの面影を極力残しつつ、金子さんらしさ、Alps gohanらしさを表現できるような空間のデザインとしました。