菊の湯(長野県松本市)

町の銭湯のリノベーションを手がけました。

運営は、菊の湯お向かいにあるブックカフェ「栞日」 。
リビセン代表・東野とかなこが、リビセン立ち上げ前に携わったお店です。

元々、菊の湯は代々続く老舗の銭湯。
去年、閉業を決意されたタイミングで、菊の湯と交流のあった栞日が事業を引き継ぐことになり、リニューアルオープンに合わせてリノベーションをしました。

番台は、栞日との繋がりが感じられるような素材や色味を意識し仕上げています。
また脱衣所のプライバシーが確保されるよう、新規で壁をつくり導線も変更しています。

床は、お風呂上がりに素足で歩いても気持ちいいよう、番台前は長野県内の廃校からレスキューしたブナの床板をなぐり加工したもの、脱衣所は岡山県西粟倉村にある「森の学校」のユカハリ・タイル(ひのき)を敷いています。

このなぐり加工をはじめ膨大な作業を、菊の湯・ニュー女将のひかるさんを中心に松本の学生さんなどたくさんの人が、DIYでやり遂げてくれました。

WHW!による手描きのサインやイラストも描き込まれ、空間がまるで顔を持ったように個性をはなっています。

場所:長野県松本市
竣工:2020年10月
デザイン:ReBuilding Center JAPAN
造作工事・左官:ReBuilding Center JAPAN、施主
古材支給:ReBuilding Center JAPAN
床材支給:森の学校
グラフィック・イラスト:WHW!(What a Hand-Written World !)
店舗情報:https://www.instagram.com/sioribi_kikunoyu/