いっしょに働く、ということ(2019.3)

求人をかける準備をしている。
私の体調が悪かったりして、予定より長くかかってしまったけれど、
ようやく募集をかけるに至れそうです。

リビセンがオープンして2年半。
いまいるスタッフは、1年半〜2年半働いてくれていて、
ということはリビセンが出来てからの半分以上の時間を共にしてくれている。

チームになんとなく役割分担が出来てきて、改めておもう、
一緒にはたらく、ってどういうことだろう。

この2年半の間でも、私の考えはどんどん変わっていってて、
きっとまだまだこれからも変わるのだと思う
変わっていけること、これは大きな財産だ。

前の自分だったらこんな風に思えなかったなぁ、と思うこと
変わらず大事にし続けたいこと
一緒にはたらく人達の中で、間違いなく日々つくられていっている

子供がいる友人達に、
「赤ちゃん育てて、えらいねぇ。お母さんえらいねぇ。」
というと、
「いやいや、私が育ててもらってるよーこの子にー」
というこたえが、よく返ってくる。
その度に、いやいやそんなことない!えらいのはアンタだよ!!!と思っていたし、
実際に口にしては友人の肩をぎゅっと抱いて讃えたりしていた。

でも、ある日、
「こんなにスタッフ面倒みててすごいねぇ、大変だよねぇ」
と言われたときに、
「いやいや、わたしが育ててもらってるよ、本当に!」
という言葉が口をついてでたとき、ハタと上記のやりとりを思い出した。

そうか、子どもを育てるって、そういうことなのか。
そう府落ちしたときに、はじめて子供が欲しいな、と、
迷いなく思えたのでした。

すこし話はそれてしまったけれど、
スタッフに育ててもらっていると思えるこの時間は、
誰かとはたらく、という選択をしなければ得られなかった、
かけがいのないわたしの変化だと思う。
(なんて傲慢で子どもだったのだろうね。かつての自分!)
そして、あらためて、ますます、一緒にはたらいてくれる人たちを、
大切にしたいなぁ、と思うようになっていったように思います。

どうしても、ちいさなちいさな組織だから、
お互い存在しあうことが、どうしようもなく影響しあう関係性のなかで、
お互いを快い個人として捉えあえるのかどうか、それが当たり前にとても大切で。
そして願わくば、大切にしあいたい。と、思える関係性でありたい。
自分自身のことを大切にしてほしいし、相手のことを大切にしてほしい。
自分自身のことを大切にしたいと思える場所であると同時に、
相手のことを大切にしたいと思える場所であってほしい。
大切なひとを大切にできる力を身につけられる場所であってほしい。

そして、大切にしたいと思うけどうまく出来ない家族のような瞬間や、
大切にしたいと思うその気持ちを素直にやりとりできる瞬間、
いろんな瞬間を重ねながら、最後に快い個人同士として、
ここにいるひとたちと関わり合いながら生きていきたい。
そしてリビセンくんをいっしょに大切に育てていきたい。
いい生態系を、ここにつくりたい。

採用に際して、いまそんな風に思うのでした。
採用に興味を持ってくださるみなさま、それでは今しばらく募集開始をお待ちくださいませ。