設計・制作まわりを担ってくれるひとを求人します

こんにちは、華南子です。
去年は初めての育児でほとんど記憶がなく、気がついたら2020が終わっていました。
そんな状況でわたしはほとんど何もできなかったのに、ありがたいことにスタッフの大活躍のおかげでリビセンはびくともせず、世界的に大きく揺らいだにも関わらずますます素敵になる一方の一年でした。

リビセンももうすぐ丸5年!小さな大きな変化を重ねて出来たいまのリビセンをみると、本当に、みんなでよくやってきたなぁ…と、しみじみ感動します。
それでもまだまだ、みんなの「やりたい!」「こうしたい!」は尽きない!
パッショネイトに朗らかに、たのしくたくましく。邁進していきたいと思います。
そんなリビセン、今年はリビセンとして一歩大きな展開を迎えそうです。
それに際して、リビセンをいっしょに作ってくれるひとを募集したいと思います。

今回募集するのは、設計・制作まわり。
募集人数は1〜2名です。

設計・制作まわり、と曖昧な表現になっていますが、今回募集するにあたって、ジョインしてほしい人って何ができるひとなんだろう、リビセンってどんなチームなんだろう、と考えました。

そこで考えついたのがこの組織図と「はたらきあう」という言葉。
(はたらきあうこと、についてはこちらのnoteをご覧ください)

組織図

リビセンのスタッフの働き方は、アメーバのようです。
飲食からレスキューまで幅広い仕事がリビセンのなかにはあるから、制作をしながらレスキューもいくし古材売場づくりもするスタッフもいれば、カフェにたちながらレスキューにもいくスタッフもいる。
それぞれが、得意なことに手を伸ばしながら、お互いを生かしあえる形をみつけ、生態系をつくっている。そんなイメージです。
(そしてこの生態系のまわりをぐるぐる走ってこぼれ落ちたものを拾ってくれてるのが、どんどんと涼子。図にはいないけど私と東野さんとお姉ちゃんはその更に周りを走ってるイメージです)

なので、今回も設計・制作を募集しているのですが、それらを中心にどうはたらくか、を一緒に考えられるひととの出会いがあればいいなと思っています。
「空間設計もやるし、木工も得意です!」なのか、
「木工得意だけど、レスキューにめっちゃ興味ある!」なのか、
「まちづくりずっとやってきたけど、設計を軸にしていきたい!」なのか。
応募してくださるかた次第!なので、設計・制作まわり、とさせていただいてます。

リビセンはそうやって、みんなのできることを持ち寄ってつくられてきました。
さて、今回はどんなひとと出会えるんだろう〜〜〜!ドキドキわくわく!楽しみです!
下記募集要項お読みください。こんな人達とこれからのリビセンを一緒につくっていきたいと思っています。

ご応募、お待ちしています。

 


<募集職種>

設計業務

  1. 古材をつかった空間(店舗・住宅)の設計(リノベーション)
  2. 古材をつかったワークショップやイベントの企画
  3. 自治体との空き家活用やまちづくりの企画提案

▶︎こんな人と働きたい!

お店が好き、人に喜んでもらうのが好き、前向きで、“ない”を楽しめるひとが向いていると思います。

仕事ってなんでもそうだとは思いますが、リノベーションって想定しないことばかり起きるので、そのつど最善の解決策を「発明」できるかが、施主と自分達の双方にとっていい仕事にできるかどうかの分かれ道だと思います。

私たちのところに依頼をもって来てくれる人は何かしら課題や悩みを抱えていて、そこに挑戦しようとしています。

「自分のおみせを持ちたい」「空き家が増えていてどうにかしたい」。

そういったクライアントの挑戦に一緒に向き合い、真剣にその発明を楽しめるひとの応募をお待ちしています。

また、古材や古道具といった材料をかかえている設計チームだからこそできるデザインや、施主のDIYを後押しするフォローができるのは、リビセンならではだと思います。

「あるもの」をどう生かせるか?を考える力、楽しめる力のあるひと、ぜひどうぞ!

 

制作・制作管理

  1. 古材(その他廃材)を利用した家具の制作
  2. 古材を利用したオリジナルプロダクトの制作
  3. 外部の木工職人さんとの連携
  4. 制作業務における工程・進行管理

▶︎こんな人と働きたい!

素材と向き合う力のあるひと、柔軟で前向きなひと、木工を通じてまちづくりなど仕組みをつくることに興味があるひと、人が好きな人が向いています。

古材をつかっての制作は、なんとも思い通りには行きません。素材のもつ個性に向き合い、その都度考えながらのものづくりになるので、その状況を踏まえた提案を考えられる力が必要です。

さらに、今回の募集ではそういった制作に1〜2年間軸足を置いて取り組みつつ、徐々に軸足を制作管理や地域の木工作家さんとの連携・仕組みづくりに移行していくようなキャリアを一緒に考えていけるひとを募集します。

リビセンの役割は「古材の利用価値や流通をつくり、古材の使用量を増やすこと」。内部制作ではなく、地域の木工職人さん達に使ってもらって制作・販売をつうじてその役割を大きく果たしていきたいなとおもっています。

実際に自分が手を動かすこと以外の方法で、ものづくりで社会に貢献していくことに興味があるかた、お待ちしています。

 

<募集要項>

応募資格

・1年以上の社会人経験のある方
・採用可否のお知らせから3ヶ月以内に入社頂ける方
・諏訪に住民票をうつして頂ける方

勤務条件

・16〜23万円/月(能力に応じる)

業務内容

古材をつかった空間の設計・木工制作が中心になります。
店舗や住宅の設計、オリジナルプロダクトや様々な木工制作物の制作・サポートです。

福利厚生

  • 社宅あり〼( 30,000円〜/月、wifi水道光熱費込み)
  • 温泉あり〼(3,000円/月)
  • まかない制度(10,000円/月)
  • 社会保険、厚生年金、雇用/労働保険完備

応募方法

  • 履歴書1通(手書きでも印刷でも大丈夫です)
  • お手紙

※他に何か伝えたいことがあれば、別途資料等同封ください。形式は問いません。
※履歴書にはEメールアドレスを必ずご記入ください。

 

以上の書類を

〒392ー0024
長野県諏訪市小和田3-8
ReBuilding Center JAPAN 東野華南子

までお送りくださいませ。1/24(日)消印有効です。


給与について

開業して5年目、年々給与水準をあげられていることに純粋にほっとしています。
会社が存続していけるラインでマックスの給与を設定しているつもりだけど、まだまだ低いのかな、と思う一方で、じゃあどれくらいを目指せばいいのかな、と悩みます。
ちなみに例えば都会で月32万の給与を貰っている場合、社会保険料等を差し引いたら手取りは25.6万円。そこから家賃8万円、水道光熱費1万円、食費を3万円差し引くと、手元に13.6万円残ります。
リビセンで21万の給与だと額面としては9万円下がるけれど、社会保険料等を差し引いて手取りで16.8万円、家賃、温泉代と食費で3.5万円を差し引くと13.3万円残ります。
そう考えると意外と変わんなくない?というのも変ですが、額面だけで表現できる価値ってすくないよなぁ、と思います。

どこで何をするにせよ働くうえで差し出さざるをえない時間やお金、モノの存在って認識しづらい中、額面としての給与は抜群のわかりやすさを誇っています。なので、給与をオープンにしながら、自分たちの考えも伝えようとした結果、額面で表現/比較できる価値ってすくないなぁ!と改めてきづいた所存です。

毎日ぎゅうぎゅうの満員電車にのって過ごす往復の1時間半がないことの豊かさや、(社宅はリビセンから歩いて5分)毎日よる19時にみんなで手作りのごはんが食べれることの健やかさは(そのあと仕事することもあるけれど)、給与に反映されない価値だとも思っているし、形を変えながらも続けていきたい景色だなと思っています。

(余談ですが夫は東京でのサラリーマン時代、仕事が終わるのが遅かったので夕飯はまいにち外食、毎日夕方にファミマのおにぎり&仕事終わりに牛丼だったし、私も都会は大好きだけれど、通勤ラッシュのひどいエリアに住んでいたので、いまの暮らしの豊かさが身にしみています…そして言うまでもなく東京は大好き)

「ある」暮らしと「ない」暮らし。お金や時間、楽しみ方や休み方の選択肢、ストレスややりがい、いろんなものがあったりなかったりしながら、暮らしってバランスしてるんだなぁ…おかねの稼ぎ方・つかいかた、時間の過ごしかた…大切にしたいことを大切にするために、ひとつひとつを組み合わせてつくっていくしかありません。
だから、この給与じゃ少ない、という人にとってはそうなんだと思います。

自分の生きる時間の内容と質、お金とのバランス。
額面だけでなく、そんなことを考えてみてもらった上で判断してご応募頂けたら嬉しいです。お金と時間の価値観はひとそれぞれだから。

小さな会社で、社員も一定数以上増やすつもりもないので、会社の売上と社員の給与は割と直結します。
給与は売上から生まれるから、どれくらいの売上を目指していこうかとか、自分たちはどれくらいお金があるといいのかねとか、自分たちがやっていきたいことってなんだろうね、とかのバランスを、これからも考えながら進んでいこうと思います。

年々すこしずつバランスが良くなってる、と感じられている今をスタッフと作れていってることが、ささやかだけど誇らしいです。
諸行無常、変わり続ける状況に浮かれず打ちひしがれずトラインドエラー!
だから、愚直にコツコツ。少しずつ良くなっていけばいいんだな、と、いまそう思います。

みなさまのご応募、お待ちしております。