7/24〜8/2「種と旅」に今年も参加します!

今年で遂に3回目!「種と旅と」に、今年も参加します。

「種と旅と」、固定種在来種の種の多様性やその種が育つ風土について考え、その土地土地に根付き受けつがれてきたものに向き合い、表現する、というイベント。
参加者のほとんどは、シェフや料理研究家、食に関係することを生業にしているなか、リビセンは古材屋・古道具屋として唯一、参加させてもらっています。
リビセンで「種と旅と」といえば!の、かぼちゃをつかったかぼちゃプリンを提供します。
期間はカフェリニューアルオープン後の7月24日(日)から8月2日(火)まで!
「東京かぼちゃ」という固定種のかぼちゃでつくります。
ヴィーガン、とまではいかないけれど、乳製品不使用のレシピでつくりましたので、牛乳アレルギーのかたもぜひ!
そして今回も前回同様固定種在来種の秋蒔きの種の販売も行いますので、みなさんぜひ種取りしてみましょ。この土地の種を、育んでみましょ!
お待ちしております〜!

さて、3年目の節目に名だたる140店舗が参加するイベントに、古材屋が参加する意義をいまいちど見つめ直してみます。

まず、わかりやすい共通点でいえば、置かれている境遇は古材も種もきっと近い。
固定種在来種の野菜は市場で流通している野菜の1%に満たないそうで、きっと国産の古材の流通量もそんなもんだと思います。
種が大規模農業や大きな流通に順応していくなかでどんどん失われていってしまうのと同じように、かつては修繕や建築にあたりまえに使われていた古材はゴミとなり、新材や輸入材が使われるようになりました。
大きな産業のうねりのなかで消えていってしまいそうなもの、捨てられていってしまうもの。
そういった共通点は、まずひとつ。いっしょにがんばろね!という気持ち。

ふたつめに、私たちのコンセプトである「ReBuild New Culture」。
これは、いまの時代にあった形を考え直しつくりだす、ということ。ここまでの50年60年で築かれてきた、いまの私たちが生きる時代の礎となっているものに、本当にそうだっけ?と問い直すこと。闇雲に時代に抗うのではなく、いまの時代に生きる私たちが何を選びうみだすのか、きちんと考えること。
どんな種や野菜を選ぶのか、ということはReBuildしたいテーマのひとつ。同志よ!という気持ち。

そしてみっつめ。これが、もうすぐ7年目に入るいまだからこそ感じることで、この土地を慈しむんだ、ということ。
種を植えて実って収穫して仕舞い、じゃなく、そこから更に花が咲き種が実り、その種を収穫してまた来年に繋げていく。そんな1年にたった一度の営みを通じて、種はその土地にゆっくりと変化しながら馴染んでいく。種も、まちも、そうやって受け継がれていくんだなぁ、と思います。
種と野菜の営みを通じて、その土地を慈しみなおす。
素晴らしいものは、ここにある。ここで育み、慈しんでいく。そんな気持ちです。
私たちもすこしはこの土地に馴染んできたでしょうか。少しずつ変化しながら、育っていきたい。そんな気持ちです。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、「種と旅と」!気合十分です!
みなさま、長野は濃い〜い参加店舗も多いので、ぜひ行脚してほしいです。
詳しくはぜひ @tanetotabito をご覧くださいませ!みなさま、お待ちしております!


「種と旅と2022」の味わい方

「種と旅と」は一箇所に集まる
従来型のイベントではありません。

期間中、それぞれのお店で自由に表現していく
同時多発的、フリースタイルなイベントです。

コンセプトは

「風土に根差したもの」
その土地の在来種を使った料理、
営々と継がれてきた伝統の技術、
その土地にしかない郷土料理、
各店が「風土」というテーマに向かい合います。

参加の方法

参加の仕方はシンプルです。
「種と旅と」にクレジットしている
お近くのお店にぜひ足を運んでください!
近くにお店がなくても大丈夫です!

#種と旅と
フォローしてその投稿を楽しみましょう!

それぞれの料理人の表現こそが、
この「種と旅と」の醍醐味です。