10/21〜3/19 東京・南青山の「ギャラリー・間」で、リビセンの取り組みを展示してもらうことになりました!

今日は私たちもとてもうれしいお知らせです。

TOTOが運営する建築専門の「ギャラリー・間(ま)」。
建築家たちがもつ思想や価値観を表現する場として、1985年につくられたギャラリーです。
建築に携わる人なら一度は行ったことがあるかもしれません。

このギャラリー・間で、10月21日〜来年3月19日にわたって開催される企画展『How is Life? ――地球と生きるためのデザイン』。
その事例のひとつとして、リビセンのレスキューから制作までの取り組みも紹介してもらうことになりました!

企画展のフライヤーに書かれていたこんな一文が、リビセンが伝えていきたいことと通じるように感じたので紹介します。


産業からサービスを買うことに慣れてしまった我々は、自らの手で衣食住やエネルギーを獲得するスキルをもたず、また産業社会的連関による包囲網はそこからの逸脱を容易には許さない。


リビセンでは、自分でできることが増えることをとても豊かなことだと思っています。
それはつまり「自らの手で衣食住やエネルギーを獲得するスキル」のひとつとなり得るから。

古材でテーブルをつくったり古家具をリメイクしたりするDIY CLASSは、そんな想いで毎月開催しています。
参加することで、自分でつくることができたという経験、つくるための技術、そして他にも自分でつくることができるかもしれない、という自信を身につけることができるのです。
実際DIY CLASSに参加した方が後日、自分で何かをつくるために古材を買いに来てくれることもあって、それは私たちにとってもとてもうれしいことなのです。

また木工に限らず、金継ぎ教室や各種ワークショップも、暮らしの中でできることを増やしていくためのきっかけのひとつになったらと思っています。

今回の企画展でリビセンの展示デザインを担当してくれているのは、建築家のアリソン理恵さん
先日リビセンにも来てくれて、実際に展示するアイテムたちをひとつひとつ確認しながらプランを固めていく姿がとてもかっこよかったです。

理恵さんと話していて印象的だったのが、「自分でつくるってことを想像できない人が増えている」ということ。
「捨てられていくものから、こういうものをつくることができる」というひとつの気づきを、リビセンの展示から感じてもらうきっかけになったらいいなと思います。
理恵さん自身も「みんなでつくりあげていく」いろんな活動をされていて、その活動もとても興味深く気になるものばかりです。

一人ひとりに気づきが生まれ、地球とともに生きていくための新たな視点を見いだすきっかけとなる展示が、他にもたくさん並びます。
建築に携わる方はもちろん、すべての人におすすめしたい展示です。ぜひ行ってみてください。

リビセン代表・東野のInstagramでも、この展示への想いが投稿される予定です。こちらも良かったらチェックしてみてくださいね。

▷来館は事前予約制です。ギャラリー・間のフォームからご予約ください


TOTOギャラリー・間 企画展
『How is Life? ――地球と生きるためのデザイン』

  • 会期:2022年10月21日(金)~2023年3月19日(日)
  • 開館時間:11:00~18:00(休館日:月曜・祝日・年末年始)
  • 入場料:無料 ※事前予約制
  • 会場:TOTOギャラリー・間
    • 〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
    • 東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分
    • TEL=03-3402-1010 URL=https://jp.toto.com/gallerma
  • キュレーター:塚本由晴、千葉 学、セン・クアン、田根 剛
  • アシスタントキュレーター:平尾しえな、アナスタシア・ゴリオミティー(東京工業大学大学院塚本由晴研究室)
  • 展示デザイン:アリソン理恵(ARA)、飯田将平+下岡由季(ido)
  • 主催:TOTOギャラリー・間
  • 企画:TOTOギャラリー・間運営委員会特別顧問=安藤忠雄、委員=千葉 学、塚本由晴、セン・クアン、田根 剛
  • 後援:一般社団法人 東京建築士会、一般社団法人 東京都建築士事務所協会、公益社団法人 日本建築家協会関東甲信越支部、一般社団法人 日本建築学会関東支部

©Anna Nagai/How is Life?
キュレーター:上段左より 塚本由晴、千葉学/下段左より セン・クアン、田根剛